高齢者の生活で増える困りごと|早めに考えたい対策とは

2026.09.15

高齢者の生活で増える困りごと|早めに考えたい対策とは

年齢を重ねても、できるだけ長く住み慣れた自宅で暮らしたいと考える高齢者の方は多くいます。

しかし、年齢とともに体力や筋力、生活環境が少しずつ変化し、これまで当たり前にできていたことが負担になる場合があります。

「最近、掃除が大変になってきた」

「買い物に行くのが少し疲れる」

「高い場所の物が取れなくなった」

このような小さな変化を、そのままにしていないでしょうか。

高齢者の生活で増える困りごとは、突然大きな問題になるとは限りません。小さな負担が積み重なり、気づかないうちに生活しにくくなっていることもあります。

この記事では、高齢者の生活で増えやすい困りごとと、早めに考えておきたい対策について、分かりやすく解説します。

高齢者の生活で増えやすい困りごと

高齢になると、生活の中でさまざまな困りごとが出てくることがあります。

ここでは、特に多くの家庭で見られる代表的な悩みをご紹介します。

1.掃除や家事が大変になる

若い頃は問題なくできていた掃除でも、年齢とともに負担になることがあります。

例えば、

・重い掃除機を持って移動する
・お風呂の床をかがんで掃除する
・窓を拭く
・高い場所の掃除をする
・家具を動かして掃除する

などです。

特に浴室や階段、高い場所での作業は、転倒やケガにつながる可能性があります。

「汚れているけれど、自分では掃除ができない」という状態になる前に、掃除方法を見直したり、必要に応じて家事支援を利用したりすることが大切です。

すべてを人に任せる必要はありません。

自分でできることは続け、負担の大きい部分だけサポートを受けるという方法もあります。

2.買い物や外出が負担になる

高齢になると、以前より歩くスピードが遅くなったり、重い荷物を持つことが難しくなったりする場合があります。

そのため、

「スーパーまで行くのが大変」

「買い物袋を持って帰るのがつらい」

と感じることもあります。

買い物に行く回数が減ると、食事の内容が偏ったり、必要な日用品が不足したりすることもあります。

対策としては、

・食料品の宅配を利用する
・家族に買い物を頼む
・買い物支援を利用する
・一度に重い物を買わない

などの方法があります。

無理をして外出するのではなく、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

3.家の片付けが難しくなる

長年暮らしている家には、少しずつ物が増えていきます。

「いつか使うかもしれない」

「思い出があって捨てられない」

と思っているうちに、部屋や収納スペースが物でいっぱいになることもあります。

物が増えると、

・掃除がしにくくなる
・探し物が増える
・通路が狭くなる
・つまずきやすくなる

といった問題につながります。

高齢者の生活では、片付けは単に部屋をきれいにするためだけのものではありません。

安全に歩ける生活空間を作ることも大切な目的です。

一度にすべて片付けようとせず、引き出し一つ、棚一つから少しずつ始めるのがおすすめです。

4.水回りのトラブルに対応しにくくなる

キッチンやトイレ、お風呂などの水回りは、毎日使う場所です。

しかし、

・蛇口から水が漏れる
・トイレが詰まる
・排水口の流れが悪い
・お風呂の掃除が大変
・給湯器の調子が悪い

などのトラブルが起きることがあります。

高齢者の一人暮らしの場合、「どこに電話すればいいのか分からない」と困ってしまうこともあります。

また、慌てて業者を探した結果、料金やサービス内容について十分に確認できない場合もあります。

日頃から、困ったときに相談できる家族や相談先を決めておくと安心です。

5.一人暮らしへの不安が大きくなる

高齢者が一人暮らしをしている場合、家族にとっても本人にとっても不安が出てくることがあります。

例えば、

「急に体調が悪くなったらどうしよう」

「電話に出なかったら心配」

「何かあってもすぐに助けを呼べない」

といった不安です。

対策としては、定期的に家族と連絡を取ることが基本になります。

また、

・定期的な訪問
・電話による安否確認
・見守りサービス
・地域とのつながり

などを活用する方法もあります。

ただし、本人が「監視されている」と感じないよう、本人の気持ちを尊重することも大切です。

6.高い場所や重い物の作業が危険になる

「電球を交換する」

「押し入れの奥の物を取り出す」

「重い家具を動かす」

このような作業は、以前は簡単にできていても、高齢になると危険が伴うことがあります。

特に脚立や椅子に乗る作業は、転倒した場合に大きなケガにつながる可能性があります。

高い場所の作業や重い物を動かす作業は、一人で無理をしないことが大切です。

家族や専門サービスに頼ることも、安全な生活を続けるための選択肢です。

困りごとは「早めの対策」が大切

高齢者の生活で大切なのは、困ってから慌てて対策を考えるのではなく、少し大変になってきた段階でサポートを検討することです。

例えば、

「掃除ができなくなってから頼む」のではなく、掃除が負担になってきたら月に1回サポートを利用する。

「一人暮らしが難しくなってから考える」のではなく、定期的な見守りを始めておく。

このように、生活が大きく変わる前から少しずつ準備しておくことで、本人も家族も安心しやすくなります。

家族だけで抱え込まないことも大切

高齢の親の生活が心配になると、

「自分が全部やらなければ」

と考えてしまう方も少なくありません。

しかし、仕事や家庭がある中で、親の掃除、買い物、片付け、見守りをすべて行うのは大変です。

困りごとに合わせて、

・家事支援
・買い物支援
・見守りサービス
・介護サービス
・不用品回収
・水回り修理

などを利用することで、家族の負担を減らしながら生活を支えることができます。

大切なのは、家族だけで頑張りすぎないことです。

家事代行17年の経験から感じること

17年間、さまざまなご家庭で家事のお手伝いをしてきました。

その中で感じるのは、高齢者の生活の変化は、ある日突然大きく変わるとは限らないということです。

「以前より掃除をしなくなった」

「物が少しずつ増えている」

「お風呂掃除が大変になった」

こうした小さな変化が、生活支援を考えるきっかけになることがあります。

そして多くの高齢者の方は、「何でもやってほしい」のではなく、

できることは自分で続けながら、難しい部分だけ手伝ってほしい

と考えています。

本人の自立を大切にしながら、必要な部分だけサポートすることが、安心して暮らし続けるために大切だと感じています。

まとめ|小さな困りごとを早めに解決することが安心につながる

高齢者の生活では、

・掃除や家事
・買い物
・片付け
・水回りのトラブル
・一人暮らしへの不安
・高い場所や重い物の作業

など、さまざまな困りごとが増えることがあります。

しかし、すべてを一人で解決する必要はありません。

また、家族だけですべてを抱え込む必要もありません。

「少し大変になってきた」

「以前とは何か違う」

と感じたときが、生活環境やサポート方法を見直すタイミングです。

早めに必要な支援を取り入れることで、高齢者本人も家族も安心して毎日の生活を続けやすくなります。

高齢の親の暮らしでお困りの方へ

「親の一人暮らしが心配になってきた」

「掃除や片付けが以前のようにできなくなっている」

「どこに相談すればいいのか分からない」

そんなお悩みをお持ちの方は、愛知県くらしの相談窓口へお気軽にご相談ください。

高齢者の生活に関する困りごとは、ご家庭によってさまざまです。

愛知県くらしの相談窓口では、掃除や家事のサポート、実家の片付け、不用品回収、水回りの修理、ハウスクリーニング、老人ホーム・高齢者施設紹介など、暮らしに関する相談を無料で受け付けています。

「まだ大きな問題ではないけれど、これからが少し心配」

そんな段階からでも大丈夫です。

高齢の親御様が、できるだけ安心して毎日の暮らしを続けられるよう、一緒に考えてみませんか。

ご相談は無料です。

愛知県くらしの相談窓口

遺品整理、実家片付け、生前整理、不用品回収、ハウスクリーニング、家事代行、高齢者の生活支援、水回りの困りごと、老人ホーム・高齢者施設紹介など暮らしの困りごとをまとめてご相談いただけます。