高齢の親の生活が心配になったときに考えたい5つのこと|家族ができるサポートを解説

2026.09.16

「最近、高齢の親の生活が心配になってきた」

「以前より実家が散らかっている気がする」

「親は元気と言っているけれど、本当に大丈夫なのだろうか」

離れて暮らす高齢の親がいると、このような不安を感じることがあります。

親が元気なうちは、それほど気にしていなかったことでも、年齢を重ねるにつれて、掃除や買い物、片付けなどが負担になっている場合があります。

しかし、心配だからといって、すぐに生活を大きく変える必要はありません。

大切なのは、現在の生活で何が困っているのかを確認し、必要なところから少しずつサポートすることです。

この記事では、高齢の親の生活が心配になったときに、家族が考えておきたい5つのポイントをご紹介します。

1.毎日の生活が無理なくできているか確認する

まず確認したいのは、親が普段の生活を無理なく送れているかどうかです。

例えば、

・食事をきちんと取っているか
・買い物に行けているか
・掃除や洗濯ができているか
・ゴミ出しができているか
・薬などの管理に困っていないか
・お金や公共料金の管理ができているか

などです。

本人は「大丈夫」と言っていても、以前と比べて生活の様子が変わっていることがあります。

実家を訪問した際には、親の様子だけでなく、家の中の状態もさりげなく確認してみましょう。

大切なのは、できていないことを探すことではありません。

以前と比べて何か変化がないかを見ることです。

2.家の中が安全な状態になっているか確認する

高齢者の生活では、自宅の環境を安全に保つことも重要です。

特に注意したいのが、家の中での転倒です。

例えば、

・床に物がたくさん置かれている
・通路が狭くなっている
・電気コードが足元にある
・滑りやすいマットを使っている
・夜間の廊下やトイレが暗い

といった状態がないか確認しましょう。

また、浴室やトイレなどの水回りも注意が必要です。

長年暮らしている家では、知らないうちに物が増えてしまうことがあります。

不要な物を少しずつ整理し、歩きやすいスペースを確保するだけでも、生活環境を整えることにつながります。

ただし、親の持ち物を家族が勝手に処分するのは避けましょう。

本人と相談しながら進めることが大切です。

3.掃除や買い物など「負担になっている家事」を確認する

高齢になると、毎日の家事が少しずつ負担になることがあります。

特に負担になりやすいのが、

・お風呂掃除
・床掃除
・窓掃除
・高い場所の掃除
・重い物の移動
・買い物

などです。

以前はできていたことでも、「今はちょっと大変」と感じているかもしれません。

そこで、

「掃除で大変なところはない?」

「買い物で困っていることはない?」

と聞いてみましょう。

すべてを家族がやる必要はありません。

家事代行や生活支援サービスなどを利用して、負担の大きい部分だけお願いする方法もあります。

例えば、月に1~2回だけ掃除を依頼するなど、必要な範囲で利用することもできます。

4.一人暮らしの場合は「見守り」を考える

親が一人暮らしをしている場合、家族が特に心配するのが「何かあったとき」です。

遠方に住んでいると、毎日様子を見に行くことは難しいでしょう。

そこで、まずは定期的に連絡を取ることから始めてみましょう。

例えば、

・毎週決まった曜日に電話する
・メッセージを送る
・定期的に実家を訪問する
・近くに住む親族や知人に協力してもらう

などです。

さらに必要に応じて、見守りサービスや定期訪問サービスなどを利用する方法もあります。

大切なのは、親が「監視されている」と感じないようにすることです。

「心配だから見張る」のではなく、安心して一人暮らしを続けるためのサポートとして考えると、親にも伝えやすくなります。

5.これから必要になるサポートを早めに考える

最後に大切なのが、「今」だけではなく「これから」の生活について考えることです。

現在は元気でも、年齢とともに生活の中でできないことが増える可能性があります。

例えば、

「掃除が大変になったらどうする?」

「買い物ができなくなったら?」

「一人暮らしが不安になったら?」

「介護が必要になったら?」

などです。

今すぐすべてを決める必要はありません。

まずは、困ったときに相談できる場所を知っておくだけでも安心です。

介護や高齢者の生活については、地域包括支援センターなどに相談することができます。

また、介護保険サービスだけでなく、家事代行、見守り、配食、買い物支援、片付けなど、日常生活を支えるさまざまなサービスがあります。

親がサポートを嫌がるときはどうする?

高齢の親に生活サポートを勧めると、

「まだ大丈夫」

「自分でできる」

「人に頼りたくない」

と言われることがあります。

このような場合、無理に説得するのはおすすめできません。

「もう一人では無理だから」

という伝え方ではなく、

「掃除が大変なら、月に1回だけお願いしてみない?」

「重い物だけ手伝ってもらうのはどう?」

など、本人が負担に感じている部分から提案してみましょう。

本人の自尊心や希望を大切にしながら、必要な部分だけサポートすることが重要です。

家族だけで全部やろうとしない

高齢の親が心配になると、子どもがすべてを背負ってしまうことがあります。

仕事をしながら実家に通い、掃除をして、買い物をして、片付けもする。

最初はできても、長く続けるのは簡単ではありません。

家族が疲れてしまえば、親を支えることも難しくなります。

だからこそ、

「家族ができること」

「専門サービスにお願いすること」

を分けて考えることが大切です。

家族が無理をしすぎないことも、親の生活を長く支えるための重要なポイントです。

家事代行17年の経験から感じること

17年間、家事代行を通してさまざまなご家庭を訪問してきました。

その中で感じるのは、高齢者の生活の変化は、ある日突然大きく変わるとは限らないということです。

「掃除が少し大変になった」

「物が少し増えた」

「買い物に行く回数が減った」

という小さな変化から、生活の負担が増えていくことがあります。

だからこそ、家族が「最近ちょっと心配だな」と感じた段階で、一度生活を見直してみることが大切です。

すべてをサポートする必要はありません。

本人ができることは続けながら、難しくなった部分だけを手伝う。

そのような小さなサポートが、高齢者の安心した暮らしにつながると感じています。

まとめ|高齢の親が心配になったら早めに生活を見直しましょう

高齢の親の生活が心配になったときは、次の5つを確認してみましょう。

1.毎日の生活が無理なくできているか
2.家の中が安全な状態になっているか
3.掃除や買い物などで負担になっていることはないか
4.一人暮らしの場合は見守りができているか
5.これから必要になる生活サポートを考えているか

大切なのは、問題が大きくなってから慌てるのではなく、小さな変化に気づいた段階で対策を考えることです。

家族だけで解決する必要はありません。

家事代行、見守り、買い物支援、片付け、介護サービスなど、必要なサポートを上手に利用しながら、親が安心して暮らせる環境を整えていきましょう。

高齢の親の生活が心配な方へ

「親の一人暮らしが少し心配になってきた」

「実家の掃除や片付けができていない」

「親に必要な生活サポートを探しているけれど、どこに相談すればいいのか分からない」

そんな方は、愛知県くらしの相談窓口へお気軽にご相談ください。

高齢者の暮らしに関するお困りごとは、ご家庭によって異なります。

掃除や家事のサポート、実家の片付け、不用品回収、水回りの修理、ハウスクリーニング、老人ホーム・高齢者施設紹介など、現在のお困りごとをお聞きし、必要に応じて相談先をご案内しています。

「まだ大きな問題ではないけれど、親の生活が少し心配」

そんな段階からでもご相談いただけます。

親御様が住み慣れた自宅で、できるだけ安心して暮らし続けられるよう、一緒に必要なサポートを考えてみませんか。

ご相談は無料です。

愛知県くらしの相談窓口

遺品整理、実家片付け、生前整理、不用品回収、ハウスクリーニング、家事代行、高齢者の生活支援、水回りの困りごと、老人ホーム・高齢者施設紹介など暮らしの困りごとをまとめてご相談いただけます。

高齢の親御様の生活についてお困りの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。