遺品整理で最初にやることは?初心者にもわかりやすく解説

2026.09.09

遺品整理で最初にやることは?

家族が亡くなった後、遺品整理をしなければならなくなったものの、

「何から始めればいいの?」

「部屋の物を全部片付ければいい?」

「捨ててはいけない物はある?」

と悩む方は少なくありません。

遺品整理は、普通の片付けとは少し違います。

故人が残した物の中には、思い出の品だけでなく、通帳や印鑑、重要書類、契約書など、後から必要になる物が含まれていることがあります。

そのため、最初から物をどんどん捨ててしまうのはおすすめできません。

遺品整理で最初にやることは、**「片付けること」ではなく、「家の中に何があるのかを確認すること」**です。

この記事では、遺品整理が初めての方でも分かるように、最初にやることから具体的な進め方まで紹介します。


遺品整理で最初にやる5つのこと

遺品整理を始めるときは、次の順番で進めると分かりやすくなります。

  1. 家族・親族で話し合う
  2. 貴重品や重要書類を探す
  3. 部屋全体の荷物を確認する
  4. 残す物・保留する物・処分する物に分ける
  5. 必要に応じて専門業者に相談する

いきなりゴミ袋を用意して処分を始めるのではなく、まずは準備から始めましょう。


① 家族・親族で遺品整理について話し合う

最初にやっておきたいのが、家族や親族との話し合いです。

遺品整理では、

「これは残したい」

「これは処分していい」

「この家具を引き取りたい」

など、人によって考え方が違うことがあります。

特に、故人が大切にしていた物や高価な物については、後から「聞いていない」というトラブルにならないよう、できるだけ家族で確認しておきましょう。

誰が整理するのか、いつ行うのか、どこまで自分たちでやるのかを決めておくと、作業が進めやすくなります。


② 貴重品や重要書類を探す

遺品整理で特に注意したいのが、重要な物を誤って処分してしまうことです。

最初に次のような物がないか確認しましょう。

貴重品

  • 現金
  • 通帳
  • 印鑑
  • キャッシュカード
  • 貴金属
  • 金庫
  • 有価証券など

重要書類

  • 保険関係の書類
  • 年金関係の書類
  • 不動産関係の書類
  • 契約書
  • 税金関係の書類
  • 借入に関する書類
  • その他の金融関係書類

デジタル関係

  • スマートフォン
  • パソコン
  • タブレット
  • インターネット契約
  • サブスクリプションなどの契約情報

これらは、必要性を確認する前に捨てないよう注意しましょう。

特に書類は、「古そうだから不要」と自己判断しないことが大切です。


③ 家の中を一度確認する

重要な物を確認したら、次に家の中全体を見てみましょう。

遺品整理では、最初から一部屋ずつ完璧に片付けようとすると、途中で疲れてしまうことがあります。

まずは、

  • どの部屋に荷物が多いのか
  • 大型家具はどのくらいあるのか
  • 家電は何があるのか
  • 衣類がどのくらいあるのか
  • 本や書類がどのくらいあるのか
  • 不用品がどのくらいあるのか

を確認します。

全体の量が分かると、「家族だけでできそうか」「業者に依頼したほうがよさそうか」も判断しやすくなります。


④ 「残す・保留・処分」に分ける

遺品整理を始めるときは、物を3つに分けると作業しやすくなります。

残す物

家族が引き取る物や、今後も必要な物です。

例えば、

  • 写真
  • アルバム
  • 手紙
  • 思い出の品
  • 貴重品
  • 必要な家具
  • 重要書類

などです。

保留する物

「どうするか決められない」という物です。

実は、この「保留」がとても大切です。

故人の思い出がある物は、その場ですぐに判断できないことがあります。

無理に処分を決めず、一度保留にして後から家族で考えても構いません。

処分する物

明らかに不要で、家族も残す必要がないと判断した物です。

ただし、処分方法については、自治体のルールや品目ごとの決まりを確認しましょう。


遺品整理では「迷ったら捨てない」が基本

遺品整理でよくある失敗が、

「とりあえず捨ててしまった」

というケースです。

普通の片付けであれば、「使っていないから捨てる」という判断ができます。

しかし遺品整理では、故人の思い出や家族にとっての価値が関係します。

そのため、

「これ、どうしよう?」

と迷った物は、いったん保留にしましょう。

時間を置いてから見ることで、落ち着いて判断できることもあります。


写真・手紙・アルバムは最後に整理してもいい

遺品整理を始めると、写真や手紙などが出てくることがあります。

こうした物は、一枚一枚見ていると作業がなかなか進みません。

また、故人との思い出がよみがえり、精神的につらくなることもあります。

そのため、写真や手紙などは無理に最初から整理する必要はありません。

まずは生活に必要な物や大型家具などから整理し、思い出の品は最後にゆっくり考える方法もあります。


一気に全部片付けようとしない

遺品整理は、想像以上に時間がかかります。

特に長年暮らしていた家の場合、衣類、家具、食器、本、書類、家電など、多くの物が残っています。

そこでおすすめなのが、場所を小さく区切る方法です。

例えば、

「今日はキッチンだけ」

「今日は押し入れの上段だけ」

「今日は衣類だけ」

というように、範囲を決めます。

一日ですべて終わらせる必要はありません。


高齢の家族だけで遺品整理するときは注意

遺品整理をする人自身が高齢の場合は、特に無理をしないことが大切です。

大型家具や家電を動かしたり、高い場所にある荷物を下ろしたりすると、ケガにつながる可能性があります。

また、長時間の作業は体力的な負担になります。

「家族だから全部やらなければいけない」と考えず、難しい作業は専門業者に相談する方法もあります。


遠方に住んでいる場合は早めの準備がおすすめ

故人の家から離れた場所に住んでいる場合、何度も通って遺品整理をするのは大変です。

仕事や家庭がある場合は、まとまった時間を確保することも難しいでしょう。

その場合は、

  • 最初に重要書類などを確認する
  • 家族で残す物を決める
  • 不用品を分別する
  • 必要な部分だけ業者に依頼する

など、役割を分ける方法があります。

特に賃貸住宅の場合は退去期限なども関係するため、契約内容を確認し、必要に応じて早めに管理会社などへ相談しましょう。


遺品整理業者に依頼するのはどんなとき?

「遺品整理は自分たちでやらなければいけない」と思っている方もいますが、必ず家族だけで行う必要はありません。

例えば、

  • 荷物が非常に多い
  • 大型家具が多い
  • 遠方に住んでいる
  • 家族が高齢で作業できない
  • 仕事が忙しく時間が取れない
  • 賃貸住宅の退去期限が迫っている
  • 家の掃除まで必要
  • 不用品の整理も一緒にしたい

という場合は、専門業者への依頼を検討できます。

ただし、業者によってサービス内容は違います。

「遺品整理だけなのか」

「不用品の処分も対応しているのか」

「清掃もできるのか」

「追加料金はあるのか」

などを事前に確認しましょう。


遺品整理と不用品回収は同じではない

遺品整理をすると、たくさんの不用品が出てくることがあります。

しかし、遺品整理と不用品回収は同じものではありません。

遺品整理では、故人が残した物を確認し、残す物や形見分けする物などを整理することが重要です。

そのうえで、不要になった物の処分を考えます。

そのため、

整理 → 分別 → 必要な物を残す → 不要な物を適切に処分する

という順番で考えると分かりやすいでしょう。


遺品整理をするときにやってはいけないこと

最後に、特に注意したいポイントをまとめます。

重要書類を確認せず処分する

後から必要になる可能性があるため、注意しましょう。

家族に確認せず高価な物を処分する

トラブルを防ぐため、家族や関係者に確認しましょう。

大型家具を無理に運ぶ

ケガの原因になるため、無理をしないことが大切です。

迷っている物を急いで捨てる

思い出の品などは、一度保留にしましょう。

料金だけで業者を決める

作業内容や追加料金などを確認してから依頼しましょう。


遺品整理は「片付け」よりも「確認」から始める

遺品整理で最初にやることは、部屋の物を捨てることではありません。

まずは、

①家族で話し合う

②貴重品や重要書類を確認する

③家の中の荷物を把握する

④残す・保留・処分に分ける

という順番で進めましょう。

そして、無理に一日ですべて終わらせようとしないことも大切です。

遺品整理には、時間も体力も必要です。

家族だけで難しい場合には、専門サービスを利用することも選択肢の一つです。

故人が残した物を一つずつ確認しながら、家族が納得できる形で整理していきましょう。


遺品整理・実家の片付けで何から始めればいいか分からない方へ

「遺品整理をしたいけれど、何から始めればいいのか分からない」

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「不用品の整理や処分も相談したい」

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そんなときは、愛知県くらしの相談窓口へご相談ください。

遺品整理だけでなく、掃除や家事のサポート、実家の片付け、不用品回収、水回りの修理、ハウスクリーニング、老人ホーム・高齢者施設紹介など、暮らしに関するさまざまなお悩みについてご相談いただけます。

「まだ何を依頼するか決まっていない」という段階でも大丈夫です。

まずは現在の状況を整理して、必要なサービスを考えていきましょう。

遺品整理は、家族だけで無理をしてすべてを片付ける必要はありません。

大切な物を残しながら、できるところから少しずつ。

必要なときは専門サービスを上手に利用して、家族の負担を減らしましょう。

ご相談は無料です。

愛知県くらしの相談窓口

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